February 13, 2008

見える事例 : 関西の未来を示す文化イベントで奇跡の集客

Creative Cluster の見える事例を紹介します

大阪・未来アートをテーマに800人のホールを2週間で埋めなければならない

2007年年末、代表の岡田智博のもとにひとつの電話がありました。

メディアアートを未来産業にする大阪のこれからを描く勝負のフォーラムがある。
大阪を象徴する場所を800人のホールを確保したが
開催の2週間を前に満足できる数が埋まらないのだ。
どうにかならないか。

このフォーラムは大阪のランドマークにメディアアートのセンターをつくり、関西が得意とする先端技術と情報通信に活かすとともに、人々が未来を体験できる、東京にも無い都市空間が生まれることをキックオフするものでした。

そのリアリティを知ってもらうために、世界で最も成功したメディアアートの連携施設の代表と日本と世界を代表するメディアアーティストによるデモンストレーションによって構成される演目でありました。
本当に未来が生まれる価値のあるキックオフでありながら、多くの人々が理解できないというジレンマの中にあるものでした。

ここから集客の物語が始まったのです。

智博こと私が伝えたポイントは3つ:

1: とにかく映像が上映できる液晶ディスプレイと再生用のDVDを集めてもらいたい
関西には数多のメディア表現を教える大学や専門学校がある
これらの機関が未来に参加できるチャンスを提供することで、未来への可能性で活動の場を必要とする学生や教員が参加できるきっかけが生まれる。これで数万の周知のリーチとその上での確度の高い集客が生まれる
◆ このソリューションへの指南役としてその場で関西地域において信頼の高い人間力と実力のあるメディアアートの始動を行なうキーとなる教員を紹介し、相談を委ねることにしました

2: 大きな漏れがあるみたいだ。その漏れを埋めよう
関西は首都圏と異なり、実力のある都市に実力のある専門家が分散している。大阪大学すると京大には伝わらず、逆も同じ。大阪、京都、神戸では別の仁義が動きます。
大阪のプロジェクトと力んだ故に、本来、必要と考えたり、情報収集をしたい層にリーチしてないことが事情をうかがっているうちに分りました。
その処方箋として、関連分野の有力学会の関西地域の世話役や情報伝達のハブとなる提携先に相談、情報が行き渡る回路を迅速に構築しました。
また、クリエイティブクラスターが持つ、創造社会に向けた多分野のエキスパートに伝達できるネットワークとリストを通じて、広範かつ必要とされるターゲットであるクリエイティブクラスへのリーチが首都圏に本部がありながら関西においても実現したのです。

3: 首都圏は誰も知らない
集客だけではない。このキックオフから始まる大阪の動きを全国規模に伝達するため、東京の中央におけるアテンションを得なければなりません。
私たちがコンテンツ政策立案で持つ、立案・実現力を担う後方支援エキスパートとの相互連携において、政策や業界における専門的な影響力を発揮できるメディアやロビイングの伝達において、この意義と展望が事例として知らされる布石を打ちました。

■ 結果 1000人以上が集い大満員で成功
2週間後、誰もが予想だにしなかった奇跡が生まれた。
登録者だけで900以上、そして超満員。
別途構えたプレゼンテーション会には入場整理券を発行。
この完全勝利の裏で、大阪だけではない将来の才能が、大学や業界とは関係なくクリエーターが、そして関西中からの頭脳が集まったことが確認されています。
全てではありませんが何百もの動員を私どもが積むことが出来たのです。
プレゼンテーション会には時間不足で機材を揃えることが出来なかったのですが、大阪市だけではなく和泉部と京都のコンテンツ系の大学が実践成果を携え、その伝達力を他の美大の教員が参考にするという現場を生み出しました。

クリエイティブクラスターによる時流と社会の力学を読んだ支援策は、本拠地である首都圏を超え、関西においても目に見える成功をもたらしました。
クリエイティブソサエティーとともにある、クリエイティブクラスターの実現力がここにまた、物語を産み出したのです。